Friday, February 4, 2011

敗訴

2010年9月17日
Martinez (CA)にてTraffic citationを受け取る。内容は、"Right turn only"標識の見落とし。全く気がつかなかったので、その場でPolice officerに共に歩いて見に行くように頼む、が、拒否される。Police officer曰く、"I know there is"。納得がいかなかったので、現場に戻り確認する。確かにあったが、sidewalkに設置されていたため、多くの車がサインを見落としている事に気付く。そこでビデオ録画を行う。15分撮影したなかで、33台の車が通過したうち17台がサインを見落とす。念のため現場の写真も撮影。

同年9月19日
再び現場に戻る。この日は道路が完全に封鎖されている事に気付く。多くの車が直進する事に気付いたのであろう。改めて写真撮影。

同年11月
Concord traffic courtに出頭。サインの設置ミスで自分のミスではないので(今でもそう思う)、courtの事務員に裁判官の立ち会いのもと簡易裁判を行う意思を伝える。直後、法廷に通されしばし待つ。この日は"Guilty, Not Guilty or No contest"を伝えるだけ。8人づつ一度に呼ばれ、裁判官が内容を読み上げた後、被告の意思を聞く。その上で、上記選択肢より一つ選ぶ。当時の状況を説明する時間は与えられない。"Not Guilty"を伝えた後、次回裁判の日時を記入された紙を受け取る。この時点で、interpreter(通訳者)が必要かどうか聞かれる。英語のスキルに不安があったので、通訳者を依頼。

2011年2月3日
裁判の日。撮影したビデオ、写真をパソコンに用意し持ち込む。携帯の電源を切るようには言われるが、証拠を見せるのに電子機器を持ち込む事は問題無し。15人ほどの被告が法廷に呼ばれる。制服姿のPolice officerは裁判官に向かって右側に着席。法廷が始まる。一人ずつ名前を呼ばれ、Defendantと書かれたPlateの前に立つ。Police officerはPlaintiff(原告)の場所に立つ。Police officerが現れなかった被告はそのまま無罪。うらやましい。みんな嬉しそう。見覚えの有る顔を、自分の右側に発見。見るだけで腹が立つ。自分の番が来る。一通りPolice officerが状況を説明した後、裁判官が自分に発言の機会を与える。なぜサインを見落としてしまったのか(サインが正しく設置されていなかった)を説明。腹が立つのが、裁判官に"Sign is sign even they are small"と言われた事。また、状況説明で、"17 out of 33 cars that is over 50% missed the sign"と言った後、Police officerが"They didn't miss it, they violated"と言ったこと。納得がいかなかったので、警察官の役割(地域社会の治安と市民の命を守る)を問う。”地域社会の治安と市民の命を守るのが警察官の役割であるならば、なぜsidewalkに目立たなく置いてあるサインを道の真ん中に持ってくる事で完全に道を封鎖しなかったのか?”。しかしながら、その質問には誰も答えてくれなかった。おそらく、これは自分のミスであろう。きちんと”警察官への質問”とするべきであった。裁判官は、有る程度同情の余地を見せてくれた様な雰囲気はあった。罰金は$190 + Traffic school ($45)。友人に言わせると、安いらしい。裁判官が配慮してくれたのかもしれない。が、自分は無罪ではなかった。

まとめ:
1、Citationを受け取ったら、出来る限り現場に戻り写真やビデオなどの証拠を集める。最近の携帯は、GPSがついていて、撮影場所と時間を記録してくれるので便利。

2、裁判の際、質問する時は相手を明確にする。

コメント:
証拠がある限り、状況を有利にする事が可能だと思います(負けたけれども)。感じたのが、Traffic courtにいた他のだれもその様な証拠を用意していなかった事(もっとも、他の人たちはSpeedeeや安全ベルトの付着用等だったけれども)。裁判官は早く終わらせたいので、感情的にならず、言いたい事をはっきり言う事も大切だと思いました。

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